き っ と そ っ と ず っ と

  
  
  
  
たとえば うす暗い部屋の中で
流れおちない涙をたどって
声にならない声をたよりに
私の場所を探していても
  
 
闇に飲み込まれて 褐色の海を漂うだけ
くすぶる塊は 燃えさかる炎を 呼んでいるのか
 
 
私が私であること きっと風の中にある
そっと息を吹きかけ てのひらを広げ
ずっと遠く ずっと高く
  
  
空を飛べたら
世界を照らす何かが見えるのか
はるかな風の地平線
かすかに揺れる花
  
  
  
はじめから何者でもないのだから
嘘の鏡を粉々に砕く
冷たい氷のかけら
私がとかしてゆけるなら
  
  
孤独にとらわれたら
真実の水を吐き出すだけ
  
 
あなたがあなたであること きっと風が呼んでいる
そっと息を吹きかけ てのひらを広げ
ずっと遠く ずっと高く
  
  
空を飛べたら
世界を照らす何かが見えるのか
はるかな風の地平線
かすかに揺れる花
  
  
きっとそっとずっと
何にもないところから 何にもないところへ
旅を続けていく
  
あなたをつれて
 
   
  
  
  
  
2003,09 『0~きっとそっとずっと』 テーマ曲
lyrics by MAO & RIN